先日、夏休みこども企画で、うみごみ新聞を作ろう!というワークショップに参加してきました。
主催は、マナティー研究所という団体。
そちらの理事として活躍されている菊池夢美先生が、今回のワークショップの先生として来られました。
その中で初めて知ったことがたくさんあったのでつづっていきたいと思います。
プラスチックは完全には消えない!
今回は、うみごみ新聞を作ろうということで、題名通り海のゴミについて勉強しました。
みなさんご存じの方も多いと思いますが、今海のゴミとして一番問題になっているがプラスチック製のゴミです。
プラスチック製のゴミは驚くほど海に落ちているそうで、しかもプラスチックが厄介なのは、海の中を漂いながら分解されず、最後には深海まで落ちてもそのままの形を保っていることだそうです。
そして例えどんなに小さくなっても完全には消えないということだそうです。
つまり、いつまででも海に漂い続けるということなんです。
プラスチックは何からできている?
では、そんなプラスチックはそもそも何でできているのか?
プラスチックは『原油』から作られるそうです。
原油を高熱で溶かして何工程か繰り返したうえで、いろいろな添加物が足されることにより、私たちが知っているプラスチックが出来上がるそうです。
ではでは、その『原油』は何からできているか?
答えは、何百年・何万年前の動物の死骸や植物の死骸からできているそうです。
プラスチックが原油から作られていることはうっすら知っていましたが、原油が動物や植物の死骸からできているとは知らず、まずこの事実に驚きました。
この時点でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、原油が何百年も前の動植物の死骸からできているのであれば、それはいつか底が尽きるときがあるということですよね。
今はいろいろなものがプラスチック製で作られています。
特に100均などに出回っている大量の商品はプラスチック製のものが多いそうです。
このペースで行くと原油が尽きてしまうのも時間の問題かもしれません・・・
うみに落ちたプラスチックゴミの中に住む魚たち
ワークショップでは、うみに底に落ちたプラスチックゴミの中に住む魚たちの様子が写真で紹介されました。
今までは、珊瑚の陰や海藻の中で暮らしていた魚たちが、ゴミにより環境が変わり、一生消えることのないプラスチック製のゴミの中で暮らしていました。
一見快適そうにも見える写真でしたが、先生からこの後驚愕の一言が。
『プラスチックは様々な化学物質を混ざて作られているので毒を出しやすい性質になっています。そしてそのゴミは毒でパワーアップしやすいのです。』
そう、つまり、プラスチックゴミの中で暮らしている魚たちは知らず知らずのうちに溶け出した化学物質の毒を受けていて、さらに海の環境も毒で汚染されていくということなのです。
プラスチックゴミは完全にはなくならないどころか、毒を出しながらどんどんパワーアップしてしまうんですね。
これを知った時、私たちが思った以上に海のゴミ問題は深刻なんだなと実感しました。
私たちに何ができるか
そんな状況の中で、今の私たちには何ができるでしょうか。
まずは、この大量消費社会の中で、できるだけ無駄なものを買わない、買ったものを大切に長く使い、ゴミ自体を減らしていくことが大事だと思いました。
特に100均にいくとついつい安いからと言ってそこまで必要でないものを買ったりしてしまいがちですよね(;’∀’)
そして壊れたりいらなくなるとすぐに捨ててしまいます。
そうやってプラスチックごみは年々増えていくのだそうです。
また、気軽にゴミを道に捨てることも海の汚染につながっています。
なぜなら、道に捨てたゴミが風に舞い、近くの川を流れ、最終的に行き着くのが海だからです。
気軽な気持ちでポイ捨てをする人たちにもこの事実を知ってほしいと思いました。
このように一人一人が海のゴミ問題を知り、今の自分にできることを自分の頭で考えて行動していくことがとても大事なのだと思いました。
私も今日からできることを実践していきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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