お義父さん

人生観

みなさん、こんばんわ。

今日もよい一日でしたか?

私は、今日も平凡な日常を過ごしました。

平凡な日々

朝6:00に起床。

子供たちを起こし朝の時間は光の速さで過ぎてゆく。

子供たちを学童へ送ると、その足で車で15分の距離の職場へ出社。

いつもの仲間とたわいない会話を楽しみながら働く日常。

そんな日常が当たり前のように日々過ごしているけれど、本当は当たり前なことは一つもない。

今日自分が健康で生きていることも、こどもが元気に学童へ通うことも、隣の席の同僚が会社の不満をぶちまけていることも当たり前ではないのだ。

それを理解しているつもりでも、実際に実感しながら生活することはなかなか少ない。

突然の報告・・・

3月の下旬、一緒にお風呂に入ってるとき、夫から唐突に報告があった。

「実は先週お兄ちゃんから連絡があって、父さんの具合が悪い原因、ガンだったんだって・・・」

「え?」

突然の報告にとまどう私。

もちろん私もショックだったけど、それ以上に実父がガンと知らされた夫はもっとショックであろうことは容易に想像がついた。

感情の起伏がほとんどない夫だが、この時ばかりは目が潤んでいた。

昨年末の帰省の時のこと

実は昨年の冬に福岡に帰省した際、半年ぶりに会ったお義父さんはビックリするくらい顔がこけていた。

話を聞くと、どうやら歯が悪くてなかなかご飯が食べられないのだと言う。

昔ながらの頑固親父気質なお義父さんは、なかなか歯医者に行ってくれないとお義母さんが心配していた。

しかし明らかに痩せていくお義父さんの姿を目の当たりにした家族の説得もあって、ようやく重い腰を上げて歯医者に通うことになった。

歯の治療が終わればきっとまた食べれるようになって、元気なお義父さんに戻るはず!

みんな、そう思っていた。

ところが、歯を治療してもお義父さんの様子はなかなか良くならない。

今年に入って、心配したお義兄ちゃんが一度病院へ行こうと提案し、検査をすることに。

検査結果は・・・

検査結果は『前立腺がん』

リンパにも転移していて、80歳と高齢であることもあり、手術などで治療することはできず、通院して投薬の対処療法しかないと。

こうやって突然、人は誰しも人生の期限があるということを思い知らされるのだ。

そして当たり前と思っていることは、すべて当たり前ではなく、奇跡の連続なのである。

引っ越し

通院での対処療法という方針がきまったが、高齢のため車は手放しており病院も遠いため、週に一回病院に通うのは現実的に難しい。

そこで、長年住み慣れた家を離れ、近くに住むお義兄ちゃんの家の近くに引っ越すことに。

幸いにもちょうどいい物件がお義兄ちゃんの家から徒歩5分ほどの場所に見つかり、GWに引っ越すことに。

千葉に住んでいる私たちはそばにいることができず、いつもお義兄ちゃん家族に頼りっきりで

申し訳ない気持ちでいっぱいになるけれど、自分たちにもできることはやろう!と、

GWは福岡に帰省して引っ越しを手伝うことに。

会える時にたくさん会って、会話して、笑いあって。大事な家族の時間を過ごす。

そんな時間をできるだけ多く過ごしたいと思ったのです。

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