DIE WITH ZEROを読んで

人生観

今日は読んだ本の感想を自分なりに書き留めようと思います。

今まで読書をほとんどしたことがなかった私が読書の魅力に気づき始めたのは子育てをし始めてから。

というのも、子育てをしているとどうしたら良いか分からず壁にぶつかることが多く

そんな時に子育て本に助けられたことがきっかけでした。

読書をすることで、今まで知らなかったことをたくさん知ることがあり、また同時に『人間』についても改めて考えさせられることも多々ありました。

最近では、子育て本や自己啓発本、哲学、投資関連の本などを中心に読み漁っています。

今日はその中でも最近読んだ『DIE WITH ZERO』について書き留めていきたいと思います。

人生で一番大切なのは思い出を作ること

人は『今』を楽しむことができず、先のわからない将来にばかり目を向けて楽しみをそのいつかの将来に先送りにしすぎている

そう強く訴えかける本書には、まさしく今の私のことだ!と気づかされる内容がてんこ盛りでした。

冒頭でもお伝えしたように、私は投資関連の本も好きなのでたくさん読み漁っており、今はお給料のほとんどを積み立て投資や高配当投資に回しています。

つまり、もらった給料のほとんどを投資に回して、将来のために運用しているということです。

元々お金を貯めることが好きだった私にとって、毎月積み立て投資を継続し、乱高下を繰り返しながらも少しずつ資産が増えていく様はとても心が躍ります。

その分、普段の生活はなるべく質素に、何か大きなお金を使うときはめちゃくちゃ慎重になっていました。

将来のためにお金を節約して、できるだけ貯金や運用に回すということは、誰でも当たり前と思っているし、それがベストな考えだと思っていると思います。

私もそんな一人でした。この本を読むまでは。

先ほど紹介したように、この著者は『今を楽しむことをせず、先送りにしすぎている』ことが問題なのだと言います。

著者によると、人生でお金の価値を十分に使える時期は25歳から35歳くらいの間なのだそうです。

それは、ある程度の知識があり、そして身体的にも盛りで、いろいろなことを経験するにはベストな時期だということなのだそうです

確かに、まだ10代だとまだ考えが幼かったり、行動できる範囲が狭かったり、逆に老後だと体力的な衰えや気力が全盛期の頃よりかなり衰えてしまいますよね。

そう考えると、お金の価値を十分に使える時期というのは限られてくるということなのだそうです。

私はもうアラフォーなので、この著者のいう全盛期は過ぎてしまったばかりですが

気づいた『今』がその時

投資ばかりに回していたお金を『今』楽しむためのお金として、少しづつシフトしていこうと思いました。

なんでもバランスが大事なので、

我が家にとっての最適な将来への備えと今を楽しむためのお金のバランスを構築していこうと思いました。

こどもと過ごす時間はかけがえのない時間

また、この著者は子供と過ごす時間の大切さにも言及しています。

子育てをしていると、それがあたかも永遠に続くように思えてしまいますが、実は子供と過ごす期間は、約10数年とそんなに長くはありません

私も娘たちが二人とも小学生になり、手がかからなくなってきたせいか少しずつ実感し始めています。

その事実に気づいて、少しでも『こどもと過ごす時間』を大事にした方がいい、と著者は語ります。

子供も子供なりに少しずつ人生のステージを移行していきます。

この前まで喜んで観ていたアニメや映画に興味を示さなくなったり、そんなこと知っているの?と親がびっくりするような言葉を話したり。

そんなときに『子供の成長』を嫌でも感じさせられます。

嬉しいとともに、少し寂しい気持ちも入り混じります。

そんな成長速度の早い子供と過ごす時間は、本当にかけがえのないものです。

ぼうっとしていると、一瞬で過ぎ去ってしまいます。

家族で楽しむ時間を大事にすること、家族でいろいろな体験をすること、を今は優先してそこにお金を投資すべきなんだな

と、この本を読んで深く腑に落ちたやすぎなのでした。

ぜひ、私のように将来に対して備えすぎている人や、今を楽しむことを忘れてしまっている人に手に取ってほしい1冊だな、と思います。

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